「たとえば」を積み重ねていく作業に近い。
新創刊の雑誌『MONKEY』(SWITCH PUBLISHING)に、村上春樹さんが小説について書いています。これは、そこにあった言葉です。
小説(に限らず、実益的な文章以外の文章)に対する私のイメージは、「外堀を埋めていく」イメージです。
もやもやした白いものを白いキャンバスに描くには、それ自身を塗るのではなく、その周りに色をつけていく、ということです。
じゃあそれをするには具体的にどうするのかというのが、「たとえば」を積み重ねていく作業、なのでしょう。
例えばそれは、
初めて雪をみる人が
そうっと、すくうように
差し出す掌
例えばそれは、
桜をつかまえようとする人の
頭の上の一片の花びら
例えばそれは、
すぐ近くに
例えばそれは、
私の中に
ひっそりと、息をしている。
(2008年4月4日の日記より)
恥ずかしいですね。
大学入学直前に書いた自分の日記です。
日記を始めようということで、そのコンセプトとなる概念を書こうとしています。
ここに改めて載せるのは顔から火が出るほど恥ずかしいですが、でも、「たとえば」を積み重ねて、言語化できないものを表現しようとしていた点において、昔の自分に「間違ってなかったよ」と言いたい。ということで、載せました。
村上春樹さんに励まされて。
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