太陽と月の香り
2014年5月25日日曜日
ある断片
「兄弟は」
「兄がいる、ひとり」
女は言って、視線をわずかに落とす。
「何、してるの」
男は続けて聞く。
うん。女は視線を持ち上げ、少し考えた後
「家にいるよ」
と、はっきり答えた。
そうか。男の表情はわからない。
「自宅警備保障だ」
男は言った。
そうね。女は少し笑った。
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