2013年7月26日金曜日

どきどきして、ぞくぞくするほど


「好きなことって、なんだろうね」
友人は、人と話すことが好きなんだそうです。
吹奏楽も好きだけど、それは人とつながっているから。
音楽を通して人とつながることができるから、好きなんだって。

私はなんだろうなあ。
私は、なんで吹奏楽が好きだったんだろう。
好きだったのは、やっぱり仲間が大好きだったから。
大好きな仲間と、ひとつの音楽を作り上げていく。
譜読みの段階じゃあもう全然だめでも、だんだん、だんだん、できていく。
みんなの気持ちが音に乗って、みんなが本当に良い音楽にしたいと思っていることを、私も吹きながら感じて、そして一瞬でも、気持ちも音もひとつになった時、その瞬間が、私はほんとうに好きだった。
私は、吹いている皆の気持ちを感じることが、そして私達の気持ちが聴いている人に届くことが、どきどきしてぞくぞくするほど嬉しかった。

私が本を読むのも文字を書くのも、きっと同じ理由だと思います。
文字を通して人の気持ちを感じること、そして自分の気持ちが届くことが、どきどきしてぞくぞくするほど嬉しい。

今日、友人に言葉を贈り、「嬉しい」と返してくれたことが、とてもとても嬉しかったです。

2013年7月22日月曜日

夕凪


シーツを洗っています。
あまりに爽やかな天気で、あまりに予定がなくなってしまったので。
友達が泊まりに来るはずだったのですが。土日。
まあ、こんなこともあります。

やることは大いにあるんです。
でもなんだか、あまりにもったいなくって。
昨日はちょこっとスーパーまで行ってくるつもりが、駅まで歩いていってしまいました。
そのおかげで、夕方の空が、とても綺麗な空が見られたのでよかったです。

「夏の日の夕方、それまで吹いていた風がパタっとやんでしまうことがあります。」
スーパーで、ふと聞こえてきたアナウンス。
「それを夕凪といいます。」
「海の近くでよくみられる現象です。」
そうか。
下田のあの海岸線が、さあーっと目の前に広がりました。
スーパーの袋をさげて、歩いていたあの海岸線が。
夕凪。あったのかな。

おっと、洗濯が終わったようです。
シーツを干します。

風。そしてあなたがねむる数万の夜へわたしはシーツをかける /笹井宏之